春めいた日の朝のひと時(半田コーディネーター)

皆さま、こんにちは。
栃木県よろず支援拠点コーディネーターの半田です。

よろず支援拠点が開設された平成26年からコーディネーターを務めています。中小企業診断士として、様々な相談に対応をしていますのでお気軽にご相談ください。

1. 3月15日。すっかり季節は春めいている

今朝は、6時に起床。起き抜けに外に出てみると小雨模様のどんよりしている。一か月前は頬に刺すくらいの寒さだったのに、すっかり季節は春めいている。春めいていて来ると何か希望が持てるような気がして好きな季節の到来だ。

先週木曜日に3回目のワクチン接種を受けた。1回目ファイザー、2回目ファイザー、そして3回目となる今回はモデルナだった。土曜日には副反応で38.6度まで体温が上がり体調不良だったが、今は注射の後の腕の痛みも消えようやく体調が回復した。これでちょっとは安心だが、マスクとアルコール消毒、ソーシャルディスタンスに努めて行くつもり。

今日(3月15日)で確定申告の受付が終了するが、今年は諸般の事情によりすれすれセーフで何とか間に合った。

2. イエローフィッシュサテライト

毎週火曜日は、よろず支援拠点が設置している県内15箇所のサテライト拠点のうちの一つである、宇都宮市のオリオン通りにあるイエローフィッシュサテライトにて無料相談会を行っている。

イエローフィッシュホームページ
https://www.machidukuri.org/yellowfish/

サテライトに到着し誰もいないヒンヤリとした部屋の電気をつけ、ドアを開けて入ると懐かしい匂いがする。石油ストーブの匂いだ。ここは断熱効果が悪いためエアコンと石油ストーブ兼任しないと足元がとても冷えるのだ、昨夜使用した模様で石油の匂いが充満している部屋である。

近頃は何処へ行ってもエアコンなので石油の匂いで何だか嬉しくなった。あれは何なのだろう、空気の粒のひとつひとつに水分が含まれているように柔らかくて、その表面に薄く灯油の香りがついているような暖かさと程良い湿気。昔は何処の家も大抵は石油ストーブで、ヤカンを乗せてちんちんと湧かしていたものだ。

今は小学校とかもエアコンなのだろうな。自分が子供の頃は石炭で炊くダルマストーブが主流で、やはり大きなヤカンを乗せていた。アルマイト弁当のフタにそのヤカンから熱い白湯を注いで飲んだりしたんだよな、なんてコトを考えてたらゴハンの冷えた弁当が食べたくなってきた。ホカ弁も良いんだけれど今はあの冬の寒さで冷たくなったお弁当、海苔がしなしなになっていてちょっと辛すぎる塩鮭なんかが入ってるヤツが懐かしい。なんて感傷に浸りながら備え付けの掃除機で部屋を掃除してから相談対応に入ることにする。

3. 今日の出会いは

ここは栃木県で最も大きな商店街であるオリオン通り商店街のメイン通りから少し入った人目に付かない路地裏にある場所なので、ましてやコロナの時代になって深刻な課題を持った事業者の相談が多い。

最近は、昨年からコロナでの資金繰り支援として国が力を入れている一時支援金、月次支援金、そして現在は事業復活支援金の支援相談が多い。この相談事業者は様々な事業形態の方がいるが、この種の相談はネットを介して、この場所に来る方が殆どなのだが、その内約3~4割の方が外国籍の方である。

皆日本語はある程度は可能だがコロナ禍で苦境に立たされていて、事業を断念して母国に帰れず、また母国から家族やスタッフを呼び寄せることも出来ず、それでも何とかこの日本で事業展開を継続したい方が大半でもある。しかし、この方たちは、国の中小企業施策(補助金等)を知らなかったり、活用すべき手法や事業計画書策定方法を知らなかったりする。

急速な少子高齢化社会の中で、起業や人材確保の面から海外から様々な形で人材を受け入れなくては成り立たなくなっている日本、そして選ばれる日本になるためにも、事業促進や事業安定化のためにある中小企施策の活用を分かりやすくPRしていきたいと思いながら、今日どういった出会いがあるのか楽しみでもある朝のひと時の話。