取引や債権回収に係るトラブル、事業承継など、法律問題全般にわたる悩みついて、弁護士が相談を受けアドバイスを行います。 

作成した契約書が法的に妥当であるかチェックを行うリーガルチェックは行うことはできません。

※相談者と利害が対立する方から相談を受けた場合、利益相反となるため、どちらの相談にも応じることができなくなります。

相 談 例

・取引相手から契約書にないことを要求されているが、従わなければならないのか。
・納品をしたが発注先が代金を支払わない。何とか支払わせたいがどうすればいいか。
・未払いの買掛金を一括で支払うように請求された。分割して支払えないか交渉したいがどうすればいいか。

青井 芳夫
弁護士

じっくりと話を聞き、相談内容の本質を見極め、適切なアドバイスをしていきます。

小菅 拓郎
弁護士

ある事象が法律問題であることの気付き、目的に適った解決方法の模索と実行、フィードバックなど、様々な形で支援ができると思います。

堂場 加奈子
弁護士

相談を通して相談者の真に求めているものを共に考え、相談者にとって最適な解決方法を見つけるお手伝いをしていきたいと思います。

無料求人広告サイトの詐欺トラブル

皆さま、こんにちは。
栃木県よろず支援拠点コーディネーターの堂場です。

私は弁護士の立場から相談を通して相談者の真に求めているものを共に考え、相談者にとって最適な解決方法を見つけるお手伝いをしていきたいと思っておりますので法律に関する相談がありましたらぜひご相談ください。

今日は数年前から被害が出始め、現在も被害に遭った企業様から栃木県よろず支援拠点へご相談がある求人広告サイトの詐欺についてご紹介します。

近年、中小企業にとって、人材採用の問題は頭の痛いお悩みの1つとなっています。人手不足で求人してもなかなか募集が集まらない、採用してもなかなか定着してくれずまた求人をしなければならない等、経営者としてはどうしたらいいものか困ってしまいますよね。

そういう状況の中、スマホの普及でインターネットへのアクセスが容易になったことで、求人はハローワークでする、といった時代ではなくなってきました。様々な求人媒体が登場し、自宅から時間を問わずに就職活動を行う求職者も増えてきています。

こういった時代背景を逆手に取った詐欺が数年前から出始めました。

ある日突然、見知らぬ会社から電話がかかってきます。「自社のサイトで求人をしてみませんか」という内容の勧誘の電話です。ある一定期間掲載料が無料でお試しでき、お試し期間終了後、止めたい場合には、一切費用はかからず止めることができる、という内容です。

説明を聞き、最初に電話を受けた時には不審に思うものの話を聞いているうちに、「無料でできるなら・・・早く人を採用しなければならない状況にあるのだから、できるだけうちの会社が求人をしているという情報を広く知ってもらいたい、それにはインターネットも利用した方がいいのではないか」と考え、「まあ、よくなかったらお試し期間が終わったときにお断りすればいいのだから大丈夫だろう」という気持ちで「試してみます」と答えてしまいます。

しかし、残念ながら、お試し期間終了後に電話での説明通りに求人の広告掲載は止まりません。

突然、求人サイトの会社から法外な金額が記載された請求書が届き、契約が自動更新していることを主張され、一方的に法外な金額を請求されます。

こういった事案が後を絶ちません。

一定期間経過し止めるにあたって必要な手続についての案内が相手先からあると思っていても、残念ながら案内はなく、次に届くのは法外な金額が記載された請求書なのです。

そんな時、あー、なんであの時試してみます、なんて言ってしまったのだろうと後悔の気持ちになってしまうと思いますが、相手の要求通りの金額を払う前に、あきらめずにまずは一度栃木県よろず支援拠点に相談してみてください。

※栃木県よろず支援拠点には3名の弁護士がいますがお電話をいただいた日にすぐに対応できない場合もありますのでご了承ください。

※本稿は、R4.8.14 スタッフブログに掲載された内容です。