創業事業計画書作成や創業支援制度の紹介、開業手続きのアドバイスなどの事業開始までのサポートと開業後の売上拡大などのフォローアップもお手伝いします。

相 談 例

・創業するためには何か準備が必要?
・昔からカフェをするのが夢だったけど、今すぐ創業して大丈夫?
・創業資金を借りたいけど、どこに相談に行けばいいの?
・創業する時に何か支援策ってあるの?

青山 直子
中小企業診断士

専門家目線+消費者目線で、すぐに実践できることから提案します!
小売・飲食等、生活に密着した事業の創業支援を多く行っています。

山下 典江
中小企業診断士

目の前の方と同じ目線に立ち、寄り添って支援します。自ら気づき、具体的行動につなげることを大切にします。輝く人や組織の先に見える企業の持続的成長を共に描き、共に目指しましょう。

補助金情報

●市町が行う「創業」に係る補助金・助成金については、こちら外部リンクをご覧ください。

支援事例

創 業

小売業 love-labo

キッチンカー「らぶらぼ号」でお菓子販売

支 援 内 容

創業塾・チャレンジショップの紹介や補助金活用の支援
栃木県産業振興センターでの「創業希望者交流サロン」やパルティ(とちぎ男女共同参画センター)のチャレンジショップを紹介し、ご参加いただいた。また、「小規模事業者持続化補助金」を紹介し、事業計画等の申請書作成をサポートさせていただいた。

支 援 成 果

新しいことにチャレンジ!を繰り返し、少しずつステップアップ
創業希望者交流サロンでの創業知識習得やネットワークの拡大、チャレンジショップでの店舗運営と、ビジネス展開のステップを踏み、自宅+移動販売車で創業。昨年は小規模事業者持続化補助金を活用して業務効率化に資する調理機器を取得し、生産力も向上した。現在、順調に売上を拡大している。

love-labo
那須町大字富岡1089-6
tel 090-3980-5329

青山 直子
中小企業診断士

しっかりとした事業計画とチャレンジ精神が売上拡大のカギ
最初にお会いした時、すでに3本柱のビジネスプランをしっかりと策定されていたことが強く印象に残っています。また、紹介をした施策や補助金に次々とチャレンジをされ、上手く活用していただくことができ大変うれしく思っています。益々の発展に向け、今後もお手伝いをしていきたいと思います。

創業したいと考えた時、具体的に創業する時、に考えて欲しいこと

栃木県よろず支援拠点 コーディネーター 青山直子

1.創業にも、副業・兼業・プチ起業などがあります

「創業=生業を自分で創りだすこと」と考えると特別な感じがありますが、最近では、創業も働き方の選択肢の一つと捉え、副業や兼業、プチ起業等から始められる方も多く、相談数が増加しています。そのため、創業相談といっても、内容は実に幅広く、とりあえず創業について知りたいという方から、店舗立地の選定、許認可取得、集客の方法、商品の値決め、融資や補助金について等々、多岐にわたります。その中から、いつか創業してみたい方と具体的に創業する方とに大きく分け、相談例を以下にご紹介いたします。

2.創業したいと考えたとき、まず一番最初に何をすればいいのでしょうか

なんとなく創業というものについて興味をお持ちで、いつか創業してみたいと考えている方からのご相談がよくあります。そういった方には、まずは、以下の表を用いて、ご自身の棚卸しをしてもらっています。

表のa.b.c.d.e全ての行に共通して記載した事業があり、その上で、買ってくれる人がいそうであれば、「うまくいく創業」となる可能性は十分にあると考えられます。創業するにあたって、そもそも自分が好きでやりたい事業であること(a.b)、客観的に考えても自分ができそうな事業であること(c.d)、周りに受け入れてもらえる状況であること(e)が、大切です。その上で、お客さんが見込めることが必須となります。

「うまくいく創業」となりそうな事業はあるが、時期尚早と感じられる方や、まずは少しずつ始めたいと考えられている方には、創業塾やチャレンンジショップ等の機会をご案内し、じっくりと創業について知っていただけるようアドバイスしています。

3.創業を決めたときの具体的な手続きと事業計画について

創業を決めた方・創業間もない方からのご相談としては、以下のような内容が多くあります。

中でも特に多いのが、具体的な手続き面と事業計画の作成方法についてです。

①事業するのに必要な手続き
具体的な手続きとして、税務署に開業届を出していただくこと、法人の場合は設立手続きを行っていただくこと、人を雇うための書類を出していただくこと、許認可を取得していただくこと、資金調達していただくこと等、いろいろとあり、ビジネスとしてやっていくには、全てを抜かりなく行わなければなりません。同業の方の例や、中小機構が運営するホームページ「J-net21 業種別開業ガイド」等を参考にしながら、こちらとしても抜かりないようご案内しています。

②事業計画作成アドバイス
創業融資を申請するための必要に迫られて計画作成をなさる方が多いのですが、今後事業を続けていくためにも、事業計画は大切です。創業時に作っておくと、後々にもきっと役に立つと考えます。
なお、簡単な事業計画であっても、少なくとも、創業への思い、「誰に・何を・どのように」を押さえた事業内容、今後3年間の収支計画、の3項目は入れておくようにとアドバイスしています。

ⅰ)創業への思い(理念・志)について
創業相談にいらっしゃる方は、どなたも志が高く、対応させていただくことで、私も大変勉強になります。立派な初心を忘れないためにも、きっちりと書き留めておいていただきたいと思います。

ⅱ)事業内容について
「誰に・何を・どのように」してお金を儲けるのか?です。「何を」が明確な方は多いのですが、「誰に」と「どのように」の2つについてもしっかりと検討していただきたいと考えます。この3つ全てを明確にし、収益が出るビジネスモデルを、創業する前からじっくり考えておいてほしいと思います。競合や市場動向についても前もって調査し、ご自身の事業がお客様に魅力を感じてもらえるような仕掛けを準備しておくことが大切です。

ⅲ)3年間の収支計画
 収支計画等の数値面は、実現可能な額を設定するようアドバイスしています。費用については、事前であってもかなり正確な金額を想定することが可能ですが、収益は、予想したほど上がらないこともよくありますので、余裕を持った資金繰りができるように調達しておくことが大切です。ビジネスにおいて、やはりおカネは大事。おカネが続かなくては、お客様にも、応援してくださっている周りの方にも残念な思いをさせてしまいますので、資金は多めに準備して、軌道に乗った後はしっかりと利益がとれる体制作りを行うようアドバイスしています。

4.「うまくいく創業」に近づけるために専門家のアドバイスを受けてみませんか

「うまくいく創業」とは、結局は、創業者自身・お客様・創業者のまわりの人々(ご家族や従業員、取引先等)の皆が共に長く満足できる状態を築くことではないでしょうか。私としても、創業なさるご自身だけでなく、皆にとってハッピーな創業、無理のない創業ができるようアドバイスしていきたいと思っています。
当よろず支援拠点では、ご相談いただく方にご満足いただけるアドバイスができるよう、他の専門家や関係機関にお繋ぎすることも含め、何度でも無料で相談に応じています。どうぞお気軽にご相談ください。

青山 直子

※本稿は、R2.8.4 スタッフブログに掲載された内容です。