国の令和2年度第3次補正予算について

2021年1月28日に令和2年度第3次補正予算が成立しましたので今回は経済産業省の予算について説明をしていきたいと思います。

画像の中身をしっかり見たい方は、経済産業省HPにある「令和2年度第3次補正予算の事業概要(PR資料)」をご覧いただければと思います。こちら↓

https://www.meti.go.jp/main/yosan/yosan_fy2020/hosei/hosei3.html (経済産業省HP)

1.中小企業等事業再構築促進事業

予算額が1兆を超える大型の事業です。事業再構築補助金などと呼ばれています。

事業の目的としては、「新規事業分野への進出等の新分野展開、業態転換、事業・業種転換、事業再編⼜はこれらの取組を通じた規模の拡⼤等、思い切った事業再構築に意欲を有する中⼩企業等の挑戦を⽀援」となっています。

また、「中⼩企業等と認定⽀援機関や⾦融機関が共同で事業計画を策定し、両者が連携し⼀体となって取り組む事業再構築を⽀援」と記載がありますので事業計画書には、認定⽀援機関や⾦融機関と一緒に取り組む内容を盛り込む必要があると思われます。

補助金額も大きいので中小・小規模事業者の方には使いづらい補助金かと思われていましたが、2月4日(木)に特別枠の創設が発表されました。

https://www.meti.go.jp/covid-19/kinkyu_shien/ (経済産業省HP)

特別枠は、補助上限額が500万円からとなり補助率も中小企業は3/4と使い勝手が良くなっています。

まだ、公募要領は出ていませんが3月に公募開始予定ということです。ちなみに申請方法はJGrantsでの電子申請となりますので、GビズIDプライムアカウントをまだ取得されていない方は早めの取得をおススメします。

前回のブログ「栃木県地域企業感染症対策支援補助金/GビズIDプライムアカウントの取得はお早めに」でもGビズIDプライムカウントの取得方法について触れていますので参考にしてください。

2.ものづくり補助金、持続化補助金、IT導入補助金

すでにお馴染みとなりましたものづくり補助金、持続化補助金、IT導入補助金についてですが、一般型については令和元年度補正で予算が確保されているので実施されることは決まっていましたが、今回令和2年度第3次補正予算で特別枠(低感染リスク型ビジネス枠)が設けられました。

特に活用が見込まれる持続化補助金については、上記の中小企業等事業再構築促進事業同様、2月4日(木)に特別措置が発表されました。

https://www.meti.go.jp/covid-19/kinkyu_shien/ (経済産業省HP)

補助金総額に占める感染防止対策費の上限を通常1/4以内(最大25万円)から1/2以内(最大50万円)に引上げとなっています。

なお、持続化補助金についても3月からJGrantsでの申請受付を予定しているようです。

3.その他

その他、補助金でいいますと「事業承継・事業引継ぎ推進事業(事業承継・引継ぎ補助金)」ができました。

また、厚生労働省の予算となりますが、雇用調整助成金の特例措置が延長となります。雇用調整助成金については、以前と比べると申請がかなり簡素化されているようです。

以上、とてもざっくりですが令和2年度第3次補正予算について説明をしてきました。


本来ならば、この後離島について書いているのですが、昨今のコロナの影響で旅行に行けておらず、ネタがないので今回は割愛させていただきます。なので、次回のブログでは、私が行ってみたい離島ランキングを発表の予定です。

栃木県よろず支援拠点 スタッフ 相馬