小さいころから好奇心が旺盛(小峰コーディネーター)

 小さいころからマジック(手品)が大好きで、いまでもマジックショーなどがあると必ず見てしまう。マジックといてもトランプカードマジックはあまり興味がない。自分が不器用なのが理由である。あんなに器用にカードをシャッフルすることなどできないからだ。

 それよりも大がかりなイリュージョンが面白い。人間が空中浮遊したり、箱に入って剣でさされたりしても平気だったり、人間が箱に入って3等分に分割されたり、瞬間移動したり、東京タワーを消したりなどは面白い。またハンバーガーショップの看板から本物のハンバーガーが出てきたりなんかは、とても不思議である。身近では新聞紙の中にいれた水が消えたり、コインが開封されていないコーラの缶の中に消えたり、お札が空中浮揚するなど、数えきれないくらいあるが、どれも見ていて飽きないで面白い。

 40歳初めに中小企業診断士になった当時、勤務先が都内と埼玉県が中心だった関係から、栃木県ではなく、東京の診断士会に入会した。そこの士会には企業再生だの商店街診断だの様々な研究会が20以上あったように記憶している。その中に全く異色なマジック同好会があり、そこで8年くらい会員にならせていただいた。当時は私が一番若く、先輩診断士の方にはいろいろとご指導いただいた。その研究会の代表が亡くなり自然とマジック同好会が消滅してしまったのは、残念である。しかしマジック同好会の代表がセミプロのマジシャンであり、その方しか指導できないのでしかたないことだった。

 今での自分の書斎の一角に当時のマジック道具が沢山残っていて、暇をみては懐かしんでいる。先日は4歳の孫に2本のロープを1本にするマジックを披露したら、不思議がられたが、そのロープを見せろと言われて閉口した。そのロープに仕掛けがあり、見せたら種がバレバレだからだ。千円札が1万円になる本物の自作したマジック道具があるが、20年以上前に作ったタネなので、1万円札は今の福沢諭吉ではなく、聖徳太子だった。これを分解してそろそろお金として使おうかどうか悩んでいるこの頃である。当然1万1千円の価値があるタネである。