コーディネーターは夢の伝道師(小峰コーディネーター)

 私は40歳位にりそな銀行でファイナンシャルプランナーとして相談業務を始めて、はや20年以上になる。銀行員時代は沢山のお客様の不動産・相続・事業承継の悩みの相談に当たってきた。現在は、栃木県よろず支援拠点のコーディネーターとして、ファイナンシャルプランナーと中小企業診断士の資格を活かして、同じような悩みを抱える相談者の相談業務を担当している。

 その間一貫して相談業務で心掛けていることがある。それは、お相談者の「夢の実現」に貢献することである。「夢」には人によって色々と解釈の違いがあると思うが、あるべき姿が夢だとしたら、「現状とあるべき姿」、そのギャップを無くしてあげて、あるべき姿(夢)の実現をするお手伝いがよろず支援拠点コーディネーターの使命と考えている。

 「ああなりたい」とか「こうなりたい」とかの夢にはとてつもない実現可能性があることを知ってほしいと思う。最近お亡くなりになられた京セラの稲盛和夫名誉会長も、『ものごとの結果は、心に何を描くかによって決まります。「どうしても成功したい」と心に思い描けば成功しますし、「できないかもしれない、失敗するかもしれない」という思いが心を占めると失敗してしまうのです。心が呼ばないものが自分に近づいてくることはないのであり、現在の自分の周囲に起こっているすべての現象は、自分の心の反映でしかありません。」』と述べている。

 このようにやりたいこと、なりたいことを紙に書いたりして強く思い描けば潜在能力が喚起され夢の実現が可能となるのだと思う。

 私自身も銀行員時代の夢は本当に実現できたと感じている。他人からみるとくだらない夢かもしれないが、大学卒業後現在のりそな銀行に就職してから、自分の夢としては、①東京大手町の店舗で働きたい。②銀行内で講師として教育指導を担当したい。③財務コンサルタントとして資産運用や相続などで困っている方の相談業務を担当したい。この3点が35歳頃の自分の夢であった。この夢を持つことで、毎日が前向きの仕事に取り組むエネルギーになった。その夢は10年後全て実現させることができた。

 これは偶然なのか必然なのかは自分にはわからないが、夢が実現したことには間違いなかった。このように自分の夢を持つことが目標達成のためのエネルギーになることは間違いない。これからもコーディネーターとしてよろず支援拠点に相談にこれらた方々に全力で相談対応に当たり、お客さまの夢実現のお役に立ちたいと気持ちを新たにした。