あなたの会社が変わる、業界の〇〇になる方法。(眞島コーディネーター)

 初めまして。よろず支援拠点コーディネーター、眞島と申します。僕はSNSを日常的に活用しており、特にX(旧Twitter)にどっぷりなんですが、少し前に見かけたポストで「タイミーで呼んだバイトが、まさかのビジネスパートナーになった。」という投稿がすごく勉強になったので、今回はその話と僕なりの解説です。

コーディネーター 眞島 匠

􀷆内容はとある東京のスイーツメーカーが􄛸􄛒􄜛􁮾􀮿􄛾􄝇􄜲􄞊􄝒􄞊􄜹􄞊􄛜
 ”忙しすぎてタイミーを呼んだ。から始まります
急遽呼んだので申し訳ないなと思っていたらニコニコ笑顔で「いちご農家です。静岡から来ました!」と言うので、「なんでわざわざ東京まで?」と聞くと、

 「タイミーなら、いろんなスイーツ工場で働ける。だから現場で直接、どんなフルーツが必要かを聞いて回っているんです」と”。

 結果、このスイーツ工場では「じゃあ来週の新商品、いちごにします」となり、取引成立。普通の農家さんなら市場調査をして営業をかけるところを、この方は『バイトとして働く』という形で市場の真ん中に入り込んでいました。

 これが「業界の異常値」になった人の勝ち方だなと、思わず感心してしまった。
 営業は「常識的なやり方」で戦うと小さい会社は勝ちにくい。ライバルも多く、大手メーカーや老舗が圧倒的に強いためです。
 多くの業界で、営業のやり方ってだいたい決まっていて
 ・住宅業界なら資料請求や広告
 ・BtoBなら展示会とリードナーチャリング
 ・飲食店ならInstagram運用とMEO

 もちろん、それで成果が出ることもあるけど、
 みんなが同じことをやっている時点で、それは自ら「競争」の世界にいるということなのでは?と思います
 競争が激しい場所では、結局、体力のある会社が勝つのが世の常ですよね。

 「そもそもこのやり方は最適解なのか?」と疑う人は少ない。そこにチャンスがあると思います。
 「業界の異常値」になるという戦略

 このいちご農家は、普通に営業をしていません。
 市場の中に「バイトとして潜り込む」という異常な行動をして新規顧客を獲得しています。

 でも考えてみると、これすごく理にかなっていて、営業の本質って『お客さんと会って、話を聞いて信頼関係を築き、取引につなげる』こと。
 なら、最初から相手の中に入り込んで、ニーズを直接聞いてしまえばいい。

 営業と聞くと「売り込む」ことを考えてしまうが、
 「相手の中に自然と入り込む」という方法があれば、それは競争がない世界になるんですよね。
 既存の営業手法を疑え。なるべきは異常値。

 営業の型は、すでに決まっているように見えて、実は決まっていない。
「こういうものだ」と思い込んでいるだけで、本当にそれしかないですか?

 ・住宅営業は、お客さんが家を買うもっと前段階で接点を作れないか?
 ・飲食の集客は、店舗ではなく「全く別の場」でお客さんに知ってもらう方法もあるのでは?
 ・最近だと、退職代行会社が会社の福利厚生として企業と契約した、なんて話もあります。

 すべて「競争のないところで接点を持つ」という発想です。
 「営業はこうするもの」という既存の型に縛られた瞬間、競争の中に取り込まれる。
 異常値になれば、戦わずして勝つことができるまさしく戦略ですね。

 営業とは「決まったやり方」ではなく、
 「いかに異常なやり方で、お客様の懐に入り込むか」を考えるゲームだと思うと、楽しくなりそうです。

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