皆さま、こんにちは。
栃木県よろず支援拠点コーディネーターの郡司です。
主に生産性向上、補助金活用、創業支援、資金繰りなどを担当しています。経営でお悩みの方、起業をお考えの方など、ぜひごお気軽にご相談ください。
ここ2年以上新型コロナウイルス感染症が収まらず、経営に様々な影響が出ています。コロナ感染対策の有効な手段の一つにテレワークがあります。
皆さまの企業では、テレワークの取組み、いかがでしょうか。(テレワークは、「離れて(tele)」「働く(work)」という言葉を組み合わせた造語です。)
私も今年の冬、テレワークを経験しました。当初、椅子とテーブルで作業していましたが、足元がスースーしたり、腰が痛くなったりしました。
対策のため、インターネットで「テレワークの寒さ対策グッズ」を調べてみると、様々なグッズがありましたが、しっくりくるものがありませんでした。
そこで、リビングのソファに座ったままコタツに入って作業できるように、今まで使っていたコタツの足を改造しました。結果、快適にテレワーク作業ができるようになりました。今回は、製造業のテレワーク活用について一部ご紹介します。
1.テレワーク導入状況
コロナ禍の中、テレワークを導入する企業が増えています。
東京商工リサーチが企業を対象に実施した調査では、中小企業のテレワーク実施状況は、
・1回目の緊急事態宣言時には14.1% ⇒ 51.2%へと上昇
・その後、緊急事態宣言解除後には25~29%に低下
・2回目の緊急事態宣言時には33.0%に再上昇しています。
この実施率をみると緊急事態宣言時に上昇していることがわかります。
また、総務省の調査によると、2019年時点でのテレワークを導入していない理由のトップは、「テレワークに適した業務がないから」が71.3%で、2番の「情報漏洩が心配だから」の22.3%を大きく上回っています。
製造業は、現場で対応すべき作業が多いため、テレワーク導入が難しい業種です。
2.【製造業】テレワーク導入の主なポイント
①製造業は、営業、開発・設計、生産技術、生産管理、品質管理、製造などの部署が存在します。いきなりテレワーク化しようとしてもうまくいきません。
各部署の業務フローを見える化し、テレワークに向く業務、向かない業務を選別し、できるところからテレワーク化を進めましょう。
②ひとつの製品を完成させ出荷するためには、営業~製造まで担当者間のコミュニケーションが重要です。製造業でスムーズにテレワークを進めるためには、円滑なコミュニケーションが必要です。
離れていてもすぐにコミュニケーションがとれるように、操作しやすくセキュリティが高いツール選びをしましょう。
③テレワークの運用ルールを明確に決め、必要であれば就業規則の変更を行い、従業員に周知し、適切にテレワークを進めましょう。
3.まとめ
テレワークは、従業員の事情に合わせた柔軟な働き方ができ、ワークライフバランスに大きく貢献します。
企業側にも人材確保や離職率の低下、通勤手当の削減、オフィススペースの削減、災害時の事業継続、生産性向上などメリットがあります。
アフターコロナにおいてもテレワークは有効です。ぜひご検討ください。
製造業でお困りごとがございましたら栃木県よろず支援拠点に相談にいらしてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。