みなさまこんにちは。栃木県よろず支援拠点スタッフの鳥井です。
早いものでここよろず支援拠点に勤め始めて4年が過ぎました。4年ですよ4年。オリンピックもできるっちゅーの。今年はやりませんけど。
でもその4年の間にいろいろな創業希望者の方々とお会いしました。それはもう毎日のことなので、結構な数です。希望業種を並べてみると、多いのはカフェ、パン屋、お菓子屋といったメジャーどころから始まり、ネイルサロンや一風変わったところではスピリチュアル系のお店まで、ありとあらゆる業態の創業相談がよろず支援拠点には舞い込んできます。
多いのはやっぱり飲食店ですかねえ。ヒトの第一の本能ですもんね、食べることって。みんな大好きですもの美味しいもの。
ただ不思議なのは、あれだけ新規オープンが多いラーメン屋さんの相談がほとんどないんですよね。ラーメン屋って全国では一年間に3,000軒もオープンするらしいですよ。3,000軒ってすごい数ですよね。それがラーメン屋のよろずへの相談はありません。理由はわかりませんが、修行とか暖簾分けとか、ドロドロした理由があるのかもしれません。とんこつだけに。
まあそれは置いておいて(前置きかよ)、たくさんいらっしゃる創業相談者の方たちですが、私が見たところ多くの方が「どうやって店舗の売上を上げるのか」という点が弱いまま相談に来られています。
これから創業しようという方たちなので、みなさん希望に満ちあふれておられます。店舗の場所はどの辺で、店の内装はこんな感じで、お客様に提供する料理なんかは妄想が爆発するくらい具体的にこうこうこう。そうなんです。そういったことはみなさんスラスラと出てくる。夢ですからね。ある意味当然です。
ですが、では売上に関しては? どれくらいの顧客が対象で売上の規模、あるいはその予想は? そもそも売りたい商品に需要ってあるの?そういった、いわゆる「マーケティング」の部分がおろそかになったまま突っ走りがちなんです。
そんなんダメダメ!失敗のもとです!おあしは大事ですよ。「商品やサービスが良ければ売上はついてくる」という考えは20世紀で終わりました。売上「も」ちゃんと考えてくださいね。ましてや今やウィズコロナの時代(←言いたいだけ)。テレワークおやりになりましたか? 意外に快適で効率良かったりしましたよね。
そのように、我々の生活も今までとは全く異なるライフスタイルになりつつあります。今日まで実績を出していた有名店舗でさえ、状況によっては苦境に追い込まれることも。色んなものが変革の時期に来ています。
こんな時代に一番大切なことは「どうして創業したのか」の気持ち、いわゆる初心です。
忘れるべからずとはよく申したもので。大切ですね。
と、うちのコーディネータの中平が言ってました。
では本日はこの辺で。