こんにちは!メディアプロデューサーの鹿島田千帆です。今回は、費用対効果の高い広報手法である「プレスリリース」の活用法を、実践的なコツとともにご紹介します。よろず支援拠点のご相談者様にご案内し、TV、新聞の取材につながった事例が多いため、コツを掴めば強力なアイテムになります。
1.プレスリリースの役割とコスト
と、その前にプレスリリースは広告ではありません。プレスリリースは、企業や団体が新商品やサービス、イベント、活動内容をメディアに発信するための重要な手段です。例えば、PR配信サービスのPR TIMESでは、1回の配信に約3万円の費用がかかりますが、これは他の広報費と比較しても非常に安価で、効果的な手段です。限られた予算の中でメディア掲載の可能性を広げることができるため、特に中小企業やスタートアップにとってコストパフォーマンスの高いツールと言えます。
2.プレスリリースを活用するメリット
プレスリリースの発信後、記事内容が社会的関心やニュース性を持っていれば、新聞やテレビの取材につながることもあります。例えば、環境問題や医療、福祉、少子化対策など社会課題解決に関連する内容が含まれている場合、メディアが興味を示し、後追い取材が入る可能性が高まります。また、メディアに取り上げられることで、信頼性が高まり、商品やサービスの認知度も一気に向上するという大きな利点もあります。
3.効果的なプレスリリースの作成ポイント
①PRだけで終わらせないこと
プレスリリースは単なる商品やサービスの宣伝ではなく、その内容がどのように世の中に貢献するのかを伝えることが大切です。例えば、地域の問題や季節のトピックと結びつけることで、読者にとっての価値や社会的な意義が感じられるよう工夫しましょう。これにより、メディアの特集で取り上げられる確率も上がります。
②見出しはニュース性をインパクト重視
タイトルは読者が最初に目にする重要な部分で、興味を引くポイントです。ニュース性と読者に伝わるインパクトを意識して作成しましょう。
③導入部分で要点をまとめる
冒頭で「なぜ重要なのか」を伝え、忙しいメディア関係者にアピールします。簡潔かつ明確にニュース性や注目ポイントを示すことで、取材つながる可能性が高まります。
④データや実績で裏付ける
「前年比150%の売上増」「地域特産の原料を使用」などの具体的な数値や実績を示すことで、独自性や信頼性が高まります。信頼性のある内容は、メディアに取り上げられやすくなります。
⑤写真やグラフィックを添付する
視覚的な資料もプレスリリースの成功には欠かせません。メディアがそのまま利用しやすい製品写真やインフォグラフィックスを添えると、掲載される可能性がさらに高まります。
最後に、栃木県よろず支援拠点には、中小企業の経営に精通した中小企業診断士、労務の専門家である社会保険労務士、DXの取組に詳しいITの専門家など、多彩なコーディネーターがリスキリングのご相談に対応します。
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