LOVE『愛』から始めよう (芹澤コーディネーター)

 こんにちは、栃木県よろず支援拠点のコーディネーターの芹澤です。

  私は、昨年の2024年10月から、栃木県よろず支援拠点のコーディネーターとしてお世話になっております。6月までの42年3ヵ月の間、地元の信用金庫に勤務しておりました。テニスとゴルフをこよなく愛する人間であります。

1.金融機関で考えていたこと

 金融機関で中小・小規模事業者の経営改善支援等に携わっていた時、私自身が考えていたことは、以下の図のような取り組みであります。

 そして、経営についての話題では、重要なのは【戦略】【組織】【人事】などと、持論を展開していた記憶があります。戦略でこれから進むべき方向を決め、それを実現するための仕組みづくりとPDCAの構築、そして人事等の適正な評価で従業員のモチベーションを向上させる、そんな内容等が多かったように思います。さらに、財務諸表等を徹底的に分析し、金融の話につなげていました。

 今思えば、いかにも金融機関の人間が考えそうなことだと思いませんか。

2.栃木県よろず支援拠点で感じたこと

 そして、現在、栃木県よろず支援拠点であらためて経営者の皆さんとお会いする機会を得て感じていることは、「相談する人がいない。」と話される経営者が非常に多いことです。金融機関に対しては、経営者がどうしても『鎧』を着てしまうのか、それとも、金融機関が自らの利益を追求する延長線上でアプローチをしていたため、一方通行になっていたのか、と自問自答をしております。本当に経営者が求めている課題に向き合うことの難しさを痛感しているのです。

3.企業経営とゴルフ

 少し話が脱線しますが、日頃から企業経営と趣味のゴルフは似ているのではないか、と勝手に思っています。まず、天候およびコースの状況に合わせて攻略方法(戦略)を考え、次にクラブやボールの球筋を選択(戦術)、さらに、失敗した時のリカバリー(リスク管理)と、すべて一人で考え、一人で実践しなければなりません。そして最後には、スコアという非常に厳しい現実を突きつけられ、その結果(課題)に一喜一憂しているのです。

  私自身は、50歳を過ぎてからゴルフを始めたのですが、いつの間にか夢中になり、今まで続けてきました。始めた当初は、周りに迷惑をかけることが多く、いやな思いもしました。でも、一緒にプレーしたメンバーから「ナイスショット」と褒められたり、元気づけられたり、仲間やライバルがいたからこそ、続けてこられたような気がします。ほんと、共通点が多いと思いませんか。

4.LOVE(愛)から始めよう

 もう一つの私の趣味であるテニスの試合では、スタートは0-0(LOVE)から始まります。あらゆるスポーツの中で、LOVE(愛)という言葉があるのは、テニスだけだそうです。

 経営者が事業を創業する時、夢や理念をもって始められます。その後は、事業の継続を第一に考えて努力をされています。でも、状況によっては、事業の転換や断念する判断をしなければないこともあるかもしれません。その中で、少しでもお役に立てるように実績を積み重ね、皆さんの信頼を得るために頑張っていきたいと思っています。 そして、私は新たなスタートをLOVE(愛)から始めたいと思っています。

 栃木県よろず支援拠点には、私のように日々悩みながら活動している人間もいます。素晴らしいアドバイスをしてくれる仲間も沢山います。

 ぜひ、お声をかけてください。ぜひ、お話を聞かせてください。

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