11月1日全日本駅伝大会が開催されました。今年は出雲駅伝も中止、箱根駅伝は無観客で開催、それに栃木県郡市駅伝も中止と発表され残念でなりません。駅伝ファンにとっては、これから冬に向けてが楽しみなのですから。
私が駅伝監督で尊敬するのは青山学院大学の原監督です。原監督はまさに陸上界を変えた人とも言えるかもしれません。なぜ青学陸上競技部で成果をだせたのか?それは営業マンとして実績を積み重ねる過程で、チームをつくり上げるには何か必要なのか、人を育てるとはどういうことなのかなど、たくさんのことを学んだことが活かされていると言われています。
また「今日の青学陸上競技部は、世の中にあるビジネスのノウハウを活用して築きあげられました。まさにビジネスのグラウンドには「人と組織」を強くするノウハウがたくさん詰まっていたのです」と「青山学院大学を優勝に導いた言葉」に書かれていました。原監督は今までの陸上界の常識を破り、昔からの伝統を破り、今の時代に合った環境作りをして優勝へ導いたともいえるでしょう。
それに常識破りが「メディア露出を栄養剤に変えよ!」です。テレビ出演はスポーツだけではなくバラエティー番組などにも出ていますし、もちろん選手もテレビ番組に出演しています。それは世間から注目されることで選手のモチベーションを上げるのが狙いとか。コミュニケーションなしで組織の中では成長しないと言われますが、選手全員がコミュニケーション能力もあり、とにかく明るい!! 先日の全日本駅伝は4位でしたが、箱根駅伝にはどんなキャッチフレーズで挑んでくるのか楽しみです。
では先日の全日本駅伝について語りましょう。
その前に!注目の(気になる)選手をご紹介します。
◆菊池選手(城西大学)
中学時代(清原中学校)は、県でNo1の走りで、都道府県駅伝の選手にも選ばれています。高校は作新学院高校でしたが目立った活躍はないまま城西大学へ。そこで見違えるように成長し、1年生で箱根駅伝に初出場。6区を走り区間17位でしたが走り終わった顔は清々しかったです。現在はキャンプテンもつとめエースとして活躍。走りも背筋がスッと伸びていて力強さが感じられる選手です。箱根では何区をどんな走りをするのか楽しみです。ちなみにお兄さんも箱根ランナー(城西大学)でした。
◆川瀬選手(皇学館大)
21位でタスキを受け取り、あれよあれよとごぼう抜き。走りをみても疲れ知らずで風のように進んでいき、リズム変わらず前の選手にどんどん迫っていく力強い走りには感動しました。17人抜きは記録更新の見事な走りでしたが、区間新にはあと数秒及ばず残念!!また箱根駅伝の出場校ではないので、これが最後の走りとなりました。今後は実業団などで活躍するのか楽しみな選手です。
◆佐藤選手(青山学院大学)
1年生ながら5区で区間新をたたき出しました。先頭の早稲田大学と1分17秒差の4位でタスキを受けましたが、順天堂大学及び明治大学を捉えて2位へ浮上。しかも早稲田大学まであと数秒まで追いついた走りはすごいですね。
それに青山学院大学の選手は走り終わった後に倒れこまないのは楽しんでいるからなのか?といつも思って観ています。佐藤選手は箱根駅伝では強い選手になりたいそうですが、その「駅伝力」をまた箱根駅伝でも見せてほしいと応援したくなる選手です。
全日本駅伝
11月1日開催、今回はどこが優勝するのか最後までわからず大混戦となり、序盤は3区で首位に立った早稲田大学が2位との差をどんどん広げ、「これはこのまま早稲田か~」と思いきや、6区で東海大が首位に立った。やはり強豪校は負けることはできないと力強い走りで追い上げる。7区では箱根駅伝優勝校の青山学院大学の主将神林選手が力走しトップを奪取。神林選手は1年生の頃から応援しているが、4年生となり青山学院大学はこのまま終わらないという意地がみえる走りで区間賞に輝いた。4年生になった神林選手が一回り大きく見えた。やはり青山学院大学は強い。だが他の強豪校も負けてはいない。最終8区では東海大の名取選手と駒沢大学の田澤選手の一騎打ち、最後は田澤選手のラストスパートで前に飛び出し、逆転ゴールでは両手でカッツポーズし雄たけびをあげた。その姿にはジーンときました。
全日本駅伝のホームページはこちらです
↓
https://daigaku-ekiden.com/
さあ次は箱根駅伝!!
今回優勝の駒沢大学、優勝は逃したが去年優勝している東海大、箱根駅伝優勝の青山学院大を筆頭に、予選会1位通過の順天堂大学、2位通過の中央大学も上位でゴールする可能性はあります。ただ、箱根駅伝に向けて青山学院大学の原監督は何か仕掛けてきます(ぜったいに・・・)。個人タイムも10000メートル28分台が10名、ハーフマラソンでも61分台が2名、62分台が5名と高速ランナーが多数います。全日本大学駅伝でも5区佐藤一世選手は1年生ながら区間新を出しています。7区主神林選手(主将)も区間賞とるなど層が厚いチームです。さあ、どんな営業戦略でくるのか楽しみですね。最後は「なんとかなるさ」と楽観的あってほしいと原監督は言う。「なんとかなるさ」でやっぱり優勝でしょうか?
ここで、箱根駅伝の注目(気になる)選手を紹介します。
◆西山選手(東洋大学)
箱根駅伝1区で2年間連続区間賞を輝いたが3年目はケガで不振続き、好成績を残した2年生の頃からシューズも進化し、長距離界のレベルが上がりと自分の走法ではタイムの伸びに限界を感じていて、リハビリを続けながら最終学年の4年へ。今年は1区で区間賞を取ってほしいと思っている選手です。あの走りをもう一度・・・
最後に原監督の心に残った言葉
「なるほど~」と考えされられることがたくさんあります。
・ダメと思ったらやめればいいんだ
・常識を破らなければ強い組織なれない
・そもそも人間は明るいほうがいい
・時代遅れが手遅れになる
私も時代遅れで手遅れにならないように、日々頑張ってます。
よろず支援拠点では経営のお悩みなど相談対応を行っております。やはり時代遅れや手遅れにならないように、コーディネーターも明るいですので、まずは028-670-2618へお電話を!
栃木県よろず支援拠点 スタッフ 柳田