コーディネーター9年目の齋藤です。栃木県よろず支援拠点では、主に紙媒体を扱ったグラフィックデザイン、ロゴマーク、看板など各種広告デザインについての相談を受けております(WEBやSNSは苦手です)。個人的にはデザイン制作業務に関わり30年以上となりますが、制作手段もここ数年で一変してきました。WEBサイト上のテンプレートや無料で使える制作ソフト、AIを利用することで、広告がまさに「自分で作れる」時代となっています。今回は、その注意点について書かせていただきます。

1.「使える」と「作れる」は別物

相談者の中には「自分で作りました」と言って広告デザインをお持ちになられる方も増えています。どんなソフトを使用しているか尋ねると、オフィス系のソフトからWEBサイト上のテンプレート、デザインソフトに至るまで、制作ソフトは様々です。しかし、紙面全体のスペースは埋めてみたものの、何を伝えたい広告なのか見えてこないもの、「行ってみたい」「問い合わせをしてみたい」といったアクションを起こしてみたいと思える内容になっていないものも多く見受けられます。その原因として考えられることは、売りとなる商品の特徴をうまく伝えられていないこと、見た側の気持ちになって作られていないこと、早く作りたいがために考えがまとまらない段階でPCに向き合い、作りながら考えるところです。

広告作りで大切なのは、伝えたい内容が伝わる広告になっているか、アクションを起こしてみたいと思う魅力的な広告になっているかが大切です。そこでPCに向かう前に、紙面構成を手書きで書き出すこと(ラフを作る)をお勧めします。そこに多くの時間をかけて構成をしっかりと組み立てておかないと、形は何となく作れたとしても出来あがりがしっくりこない広告になりがちです。キャッチコピーのサイズ感や写真の入るスペース、店舗情報の文字組みに至るまで、限られた紙面の中にどのようにデザインしていくかをこの時点で整理する事をお勧めします。それができればあとは作業の話です。制作ソフトはあくまでも道具、使えるだけではダメなのです。極端な話、内容が伝わればPCを使わずに手書きでも良いのです。
2.惹きつけるテクニック

反応の良し悪しに関わるキャッチコピーは特に注意するところです。ここで惹きつけなければどんなに良い商品、サービスだとしても素通りされてしまいます。ではどのようにキャッチコピーを考えるか。私の場合、まず欠かせないキーワード(商品・サービスの売りとなる特徴)をできるだけ多く書き出します。その中でいくつかのキーワードをミックスし、できる限り短文にします。ここで注意しなければならない事は、長い文章にしないこと。長い文章にした場合、紙面に入れた際に文字がどうしても小さくなります。キャッチコピーはあくまでもキャッチなので、「何だろう?」と目を惹きつけることに意味があります。その後サブコピーで補足をし、リードコピーでさらに具体的な内容を伝えるようにしていきます。
キャッチコピー(大)、サブコピー(中)、リードコピー(小)というふうに、文字にもメリハリをつけて優先順序を明確にします。(最近ではこのキャッチコピーもAIを活用することでヒントを得ることも可能です。) さらに、キャッチコピーに合ったビジュアル(写真やイラスト)と繋げることで、言葉だけでは伝えきれない視覚的なイメージを表現します。キャッチコピーとビジュアルで広告の相乗効果を生み出していくのです。参考になる資料としては映画のポスターを思い浮かべてみてください。
3.最強の通販番組

皆さんはテレビの通販番組を見て、「欲しい!」「買っちゃおうかな!?」と思い商品を購入しようと思ったこと、実際に購入したことはありませんか?
随分前から通販番組はやっていたかと思いますが、いまだに通販番組が放送されているということは、それだけ反応があるからだと考えられます。その中には、「今だけ!」「限定!」「なんと!」といった表現のほかにも実際に使用された方のコメントや会場に集まった方の驚きの声など、様々な仕掛けが見受けられます。
媒体は違ったとしても、広告反応を少しでも上げたいのであれば、このような要素を広告紙面に反映してみることをお勧めします。
4.まずはご相談ください
とは言っても、そんなに簡単に広告デザインが作れるわけではありません。私も自分で広告を作れるようになるまでは数年かかりました。もともと素人の皆さんが自分で広告が作れる時代こそ、奇跡だと思っています。長年広告作りに関わってきたノウハウで、皆さんが壁に当たった際には、段階ごとにその都度サポートさせていただくので、よろず支援拠点まで連絡ください。
栃木県よろず支援拠点では、ちょっとした不安ごとから深刻なお悩みまで、経営に関するご相談を経験豊かな専門家が無料でお応えいたします。
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