よろず支援拠点2020年10大ニュース

 今年も残り2週間となりました。年を取るごとに螺旋階段のように一年が短くなると聞きましたが、ほんとにそう思うこの頃です。年々「一年が早いな~」と感じるようになりました。一年365日、世の中では色々な出来事がありましたが、よろずの一年365日の10大ニュースを取り上げてみたいと思います。

1.コーディネーターが倍になる

経営相談に対応するコーディネーターは、2019年4月には16名。なんと!現在は29名になり、一年で倍になりました。中小企業診断士をはじめとして、コンサルタント、Webマーケティング、フードディレクター、デザイナ-、社労士、税理士、弁護士といった専門家が連携し、さまざまな経営課題にも幅広く対応できるよう相談体制の強化に取り組んでいます。

また、よろずのコーディネーターは個性に溢れています。個性の類語には「ひょうきん、お茶目、調子がいい、面白い、ユニーク、個性豊か、お調子者、ちゃっかり者」などがありますが、この中にあてはまるコーディネーターがたくさんいるのでまさに個性の塊です。しかし、経営相談には真面目に取り組み、親身に対応してくれますのでご安心ください。

令和2年度4月1日、全員集合。この時はまだ25名でした。

2.相談件数が1000件を超す

2019年度の相談件数は月平均600件でしたが、2020年7月には初めて1000件を超える相談がありました。今年度はコロナ禍の影響によるもので、特に資金繰り、施策活用、経営知識の相談が群を抜いています。また、12月9日の下野新聞に掲載されましたが、IT関連の相談も増加傾向にあります。これは、外出自粛や在宅勤務によりインターネットの利用者が増えたことや、ECサイトを開設する事業者が増えたこと、非対面型ビジネスモデルに活用できる補助金が出た事などが要因にあげられます。SNSの活用やECサイト開設の相談は、藤コーディネーター、蓬田コーディネーターが事業者に寄り添い、丁寧なアドバイスを心がけています。ですので、リピート率が高いんです。

3.初のテレワーク&TV会議におどおど

未だ終息の見えない新型コロナウィルス感染症。その影響で、働き方が大きく変わり今では当たり前のテレワーク!!その導入を検討するよう国から指示があり、よろず支援拠点も4月に初のテレワークの導入を始めることに。

テレワークとはICT(情報通信技術)を活用した時間や場所にとらわれない柔軟な働き方のことです。そのテレワークの導入に向けて、コーディネーターの方々には慣れてもらうため 、試行的にテレワークを実施するように話を進め、いざ実行へ。いや~~それがなかなかうまく受け入れてもらえず、『在宅(家)で何をすればいいの?』『Zoom相談は難しくてできない。』『やっぱり拠点に来てはダメなの?』など質問攻め!!実際テレワークになると相談の電話がジャンジャカなり、事務担当の二人はひっきりなしに電話を受けては、在宅勤務のコーディネーターへ繋ぐ、ふう~~~と一息つくと、また電話が鳴る。
今度はコーディネーターからだ・・・。コーディネーターも初の在宅勤務で不安なのか1日何回も電話してくる方もいました。今ではすっかり慣れて、スムーズに対応可能になりましたのでご安心を。

テレワークには向き不向きがあるように感じますが、皆さんはテレ(Tele)ワーク(Work)自宅やサテライトオフィスなどでパソコンやモバイル端末などを利用し仕事をするスタイルをどのように感じていますか?

テレワーク裏話・寂しがりやのコーディネーター多発❓

私のお友達は東京に勤務し、去年は何度かテストでテレワークをしたそうですが、緊急事態宣言が出された時から完全テレワークとなりました。「最初は家で仕事できるのは最適と思っていたが、集中して仕事をしすぎて疲れる。困ったときにすぐ話す相手がいない。電話だと内容が伝わらないことがある。」などテレワークならではの悩みがあるそうです。

よろずのコーディネーター方もテレワークに向き・不向きがあるのかもしれませんが、その中でも特に寂しくなるコーディネーターがいるんです。

■■■寂しがりや疑惑・その1■■■
CO「おはよう。」
柳田「おはようございます。」心の声『あれ?今日出勤?』
柳田「〇〇さん、今日はテレワークですよね~?」
CO「あれ、ちがった?間違って来ちゃったけど、どうすればいい?」
柳田「じゃ、このまま拠点勤務でいいですよ」

■■■寂しがりや疑惑・その2■■■
柳田「おはようございます。」
CO「おはよう。」
柳田「今日、非番になっていませんか?」
CO「あれそうだっけ、あぁぁーーー間違って出勤しちゃったよ」
事務担当3人の心の声『また来ちゃったね~。一人じゃ寂しいのかね~』

このような会話を何名かと何度かしました(笑)
話がしたくなったか、誰かの顔をみたかったのか、よろずが好きなのか・・・。
いったい、寂しがりやのコーディネーターは誰なのでしょうか?

4.チーフと実施機関の担当者が変わる

6年間栃木県よろず支援拠点のチーフを務めていただいた矢口チーフの勇退、そして4年間実施機関(産業振興センター)の職員でよろず支援拠点の担当者として貢献してくれた時田さんが退職すると聞いたのはいつだろう??
その時は「えーーーーー、栃木県よろずはどうなるの?それにまだまだ教えてもらう事たくさんあるのに、私はどうすればいいのぉーーー」と、どんなに不安に思ったことか。そして「まだそばにいてくださいよ矢口先生、辞めないでよ時田さん、あー鳥井さん、頼りにならない私でごめんなさいね。でも頑張るからね」と心の中で何度もつぶやいていました。コロナ禍で送別会もできないままでいるので、早く終息して盛大に「ありがとう会」をしたいと思っています。

今ではやさしさの中に厳しさがキラリの須田チーフと一見クールで息子的な存在?の若手のホープ相馬さんにバトンタッチ、お二人の頑張りに支えられて日々頑張ってます。(今では矢口前チーフは月12日出勤し、私の横で今まで以上に忙しい(おしゃべりも)働いています。なぜか、隣にいるとホッとするのはのは私だけでしょうか(笑))

また、8月からは事務担当の新メンバー岩知道さんがよろず入り!事務局の平均年齢がぐっっと下がって、賑やかになりました。

5.女性コーディネーター主催のセミナー初の試み

今年度、女性コーディネーターが5名(中小企業診断士山下CO、コンサルタント浅野CO、デザイナー鈴木CO、フードディレクター越石CO、弁護士堂場CO)が増えて計7名、また事務担当は1名(岩知道さん)が増えて計3名、合計10名になりました。やはり女性が多くなれば華やかになり、なぜか職場がイキイキしますね。    

そこで前々からやりたいと話はありましたが実行できていなかった女性コーディネーターならではのセミナーを企画、11月12日に開催いたしました。その時のコーディネーター紹介文をご紹介します。
セミナーの模様はこちらから→https://tochigi-yorozu.go.jp/wp/info/4094/

青山さん
栃木県よろず支援拠点で一番初めに女性コーディネーターとして着任した青山さんは、とてもやさしく、おだやかです。大変丁寧に教えてくれますが、甘やかすことなく「自分でできることは自分でやりましょう!」的な支援をしてくださいます。英語が堪能なので、英語の電話&相談は青山さんへと、とても頼りになるコーディネーターです。事務局との合言葉は「ぐっじょぶ!」

山縣さん
飲食に関する相談がとても増えてきたので、2年前からよろず支援拠点で相談対応してくれている山縣さんは、食の専門家。食べる事が仕事なので一日4回食べることもあり、お店での食事をゆっくり楽しめないのが一番の悩みだそうです。
ダメなところはビシバシ指摘してくれます!かなり辛口ですよ。
よろずの勤務は週1回ですが、あちこち飛び歩いていてほとんどよろずにはいませんので、ご予約はお早めに!

越石さん
フードディレクターで、もうすぐ新しいお店をオープンする経営者でもある越石さんは、飲食店経営について経営者ならではの実践的なアドバイスをしてくれます。垣根のない、とっても明るくて面白い女性です。息子さんが3人!のパワフルママ!仕事・家庭・育児のバランスのとれた働き方のコツをいろいろ知っています。

鈴木さん
DPTやポスター・ロゴの制作などの手掛けるデザイナーさんです。可愛いからしっぶーい感じまで、素敵なデザインをしてくれます。最近もマンホールの蓋のデザインをしていました!驚きです。性格はサバサバしていますが、ときどき天然なボケをかましています。妹さんが大好きな姉妹愛あふれるコーディネーターです。

山下さん
よろず支援拠点では2人目の女性中小企業診断士の山下さんは、よろずでは唯一NPO法人の相談ができるコーディネータです。中小企業診断士ですので経営全般に対応可能な頼りになる姉御肌です。スラッとしていて、背が高くてかっこいー!とてもアクティブで明るく、私たち事務局の相談にも気軽にのっていただいてます。

浅野さん
女性ならではの目線で、経営に関するアドバイスを的確にしてくれます。浅野さんファンがとても多くて、「浅野さんに無料で相談できるなんて~」と拠点まで来てくれる相談者さんがいるのは、事務局としても心強い!苦労している点は、人一倍冷え性なこと。あとは「変なもの」が好きらしいですよ!どんなモノが好きなのか気になります。

堂場さん
弁護士でもあり中小企業診断士でもある堂場さんは、経営に関する法務やトラブルの相談に強いコーディネータです。弁護士さんへの相談は個室で対応しておりますので、堂場さんの仕事っぷりが拝見できなく残念ですが、事前の準備がとても丁寧!で、さすが!です。今でもいろいろと勉強されていて、とても尊敬できるコーディネーターさんですよ!

6.6から10を駆け足で

【6.だいじょうぶ?】
考えることに集中すると背中を丸めて腕組みをする人がいます。コーディネーターの中には腕組をしたり、画面と睨めっこしてたり、動作が止まっている人がいて、どーしたのかな~と心配になり顔を覗き込むことがあります。ご安心ください。寝てません。考え事に集中しすぎて止まっているだけでした。仕事が大好きですから・・・。

【7.よろず交流会で味噌づくり体験】
食べてみたらなんと美味しいこと。市販のみそはもう食べれません。なので来年2月に2回目のみそづくり開催決定!!

【8.コーディネーターがパパになりました!】
夜泣きで眠れないと愚痴を言っていましたが、のろけにしか聞こえません。幸せっていいですね。

【9.栃木県よろず支援拠点のホームページが新しくなった!】
9月に新しく生まれ変わったHPは見やすくなったと好評。また、6月20日一粒万倍日(ラッキーデー)にスタッフブログも開設。今回で48回目の投稿となりました。皆さん、読んでくれてるでしょうか?
また、嬉しいことにFacebookブックのフォロワー数が1000🎉を超えました。

【10.メディア進出】
6月25日とちテレナイトニュースに須田チーフ出演しました。
ゆっくり丁寧で余裕のある話し方の須田チーフ、でも実は手汗がびっしょりだったとか💦また、8月からはCRT栃木放送にも毎月リレー方式で出演しています。Facebookで出演日時をご案内していますので、ぜひお聞きください。

【番外編 キンコンダッシュ】
勤務時間は8時30分~17時15分までで、拠点に一番早く出勤するのは矢口COですが、17時になるとソワソワ、書類の纏め、PCを閉じ、バックを手に持ち、17時15分のチャイムと同時に「おつかれさまでした~」と早々と駐車場へ。仕事をダラダラしないでキッチリ帰る!いいことですね。私も負けずとキンコンダッシュ組です。

以上、栃木県よろず支援拠点の10大ニュースですが、一番気になったニュースはなんでしたか?やっぱり、寂しがりやのコーディネーターでしょうか?

栃木県よろず支援拠点 スタッフ 柳田